SUS440C研磨 ステン研削

こんにちは!
レスキュー研磨工場 ジートライズの工場長、杉浦です。

本日はステンレス研磨についてご紹介します。

こちらは、いつもお世話になっております春日井市にあります航空機部品や工作機械部品など非常に精密な部品加工を手がけて見えますメーカー様より研磨加工依頼を頂きました。


SUS440C 焼入済

初めてSUS440Cを研磨しましたが、440Cは磁性が有るため予想していたよりも加工がしやすかったです。

砥石の切れ味が落ちてくるとやや、焼け気味になりますので、砥石の状態に気を付けながら作業を進めました。

7面研磨です。
加工精度は研磨後に次工程の JG(ジグ研磨)がお客様の社内にて加工される為に研磨精度は平面度、平行度、直角度、5ミクロン以内です。

次工程の取代に注意しながら作業を進めます。
取代が多すぎてもいけませんし、少なすぎて黒皮(研磨が全面に当ってない事)が残ってもいけませんので何度も、取代を確認しながら作業を進める事がが大切です。

無事すべて指定された交差に仕上がりました!

後日お客様より交差、直角度など精度が「バッチリ」仕上がってましたので次工程のJGもスムースに出来ましたと、嬉しいご連絡を頂きました。

ステンレス研磨、非常に難易度が高いですが条件付きにてレスキュー研磨工場 ジートライズがお困り解決します。

まずは、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

金型ダイ研磨 YXR3研削加工

皆さん、こんにちは。
レスキュー研磨工場 ジートライズ 工場長の杉浦です。

本日は金型ダイ研磨のご紹介をします。
こちらは、いつもお世話になっております、加工メーカー様から研削依頼を頂きました。


加工サイズ
150*150*65 3面研磨 板厚±0.02 研磨代0.4
260*217*45 3面研磨 板厚±0.02 研磨代0.4

加工内容
板厚研磨、1面加工基準面研磨で3面研磨です。

加工内容や加工精度などは全く問題ありません。

材質がYXR3、いわゆるSKH(ハイス)ですので一般的な砥石ではなかなか思うように削れません。

以前にもご紹介しましたが、ジートライズではCBNというボラゾン砥石を持っていますので、今回もこちらで加工をしました。

こちらのホイールを使用しますと、切り込んだ数値までおおよそ切り込めます。

しかし、一般的なWA、などの砥石ですと切り込んだ数値よりも半分くらい、もしくは1/3位しか落ちないことも、よくあります。

ワークの大きさ、研磨代などを考慮して、都度最適な砥石を選定します。

弊社では1日に何回も砥石交換することは日常茶飯事です。

金型ダイ研削、金型部品研磨などの研磨加工でお困りの方はレスキュー研磨工場 ジートライズまでお気軽にご連絡くださいませ。

 

 

 

超硬刃物部品 (鏡面研磨)

こんにちは!
レスキュー研磨工場 ジートライズの杉浦です。

本日ご紹介するのは超硬の刃物部品です。

超硬部品 3(-0.01~-0.02)*45*113 12枚
6(-0.01~-0.02)*24*139 12枚

名古屋市内の超硬加工メーカー様より、社内の研磨加工が納期に間に合わない為に、「特急加工」にてご注文をいただきました。

今回、弊社は4面研磨加工のお手伝いをさせていただきました。
刃付けの加工は、お客様の社内で加工しました。
板厚3ミリの交差±0.005の仕上加工がとても大変でした!!!

超硬無垢材ですので磁気があまり利かない為、大きな負荷は掛けれません。

また、今回の研削加工へのご要望として、板厚の片面を「鏡面仕様にして欲しい」とのことです。

確かに、鏡面仕上にすることにより刃物の耐久性がずいぶん向上しますが・・・ (;^_^A

通常ですと、研磨後にラッピング加工(手仕上げ)を行う為、非常に時間が掛かります。

ジートライズでは、ラップレス(手仕上げを省くこと)で機械加工のみで仕上げをしますので、加工時間の短縮により、コストダウンにも大きく貢献できます。

何とか、お約束の納期にも間に合い、鏡面の面粗さにもご満足して頂けましたので安心しました。

弊社の超硬鏡面研磨の面粗さは0.4Zまでの実績があります。

超硬研磨、超硬鏡面研磨のご相談はレスキュー研磨工場 ジートライズまでお気軽にお問い合わせくださいませ!

140度 Vブロック

こんにちは。 レスキュー研磨工場 工場長の杉浦です。

本日は、ゲージメーカー様から研磨加工依頼を頂きましたVブロック研磨についてご紹介します。

こちらは、技能検定に使用される、検査具だそうです。
交差は19.772±0.002、140°±20″ と非常に高精度です。

19.772±0.002の交差は測定が出来ませんのでお客様より測定用のピンゲージをお借りして、三角関数の計算値でピンの頂点までのを計算します。 ここで計算ミスをすると、当然不良品になってしまいます。
今回2回、確認の為計算の見直しました。

加工ポイントは6面全面研磨を、平面度、平行度、直角度、を限り無く「0」に仕上ることが重要だと思います。

この外周研磨の基準面の良し悪しが後の仕上げの寸法出し作業に影響してきますので、しっかりとした基準面が必要な訳です。

基準面が出来れば後は仕上げ作業。
巾100に対して50に交差はありませんでしたが振り分けを確認しながら角度を研磨します。

今回、芯ずれは0.001以内で仕上げました。
高さの交差も+0.001~+0.0005で仕上がりました。

後日、お客様で測定されました、実測値をご連絡を頂きましたが測定誤差もありませんでしたので安心しました。 ヤッター!(^.^)>(^.^)>\(^_^)/

ジートライズでは、検査具、ゲージ製作の実績が豊富にありますので、社内用の加工治具、測定具の再研磨なども安心してお任せください。
レスキュー研磨工場 ジートライズまでお気軽にお問い合わせ下さいませ!

 

数物 厚み出し作業 高さを揃える

皆さん、こんにちは。
レスキュー研磨工場 ジートライズの杉浦です。

本日ご紹介する製品はこちら
総数540個の数物研磨です。
こちらは、外径Φ19 L=30±0.02

交差は ±0.02ですが全数交差を±0.005以内に揃えて欲しいという要望でした。

つまり、1個寸法を0に仕上げたとすると残りの539個を±0.005以内に揃えなければいけません。

研磨加工は寸法を揃える為の作業になりますが、ミクロン台の交差を揃えるには、経験が必要になります。
なかなか簡単には揃いません。

今回結論から申し上げますと、非常に苦労しました。

Φ19に対して長さが30ミリ。多数並べて加工するには微妙な高さです。

最初は研磨機の作業テーブルに出来るだけ並べて作業を始めましたが、磁気が弱い所が何箇所かありました。

磁気をONにしていても何個かは手で動くほどの磁気の強さでした。

せっかく並べたので作業を開始しましたが・・・
研磨中にも品物が動き「ピシ、ピシ」と音がして、動いているのが分かります。

非常に危険な状態です。
加工をしていても非常に怖いです。

もし、1個でも大きく動けば、品物が砥石に大きくあたり、砥石が割れる可能性もあります。

ですから、切り込みと送りが非常に少しづつしか送れませんので非常に時間が掛かります。

すぐに諦めて再度、加工方法を検討し、10個づつを確実に寸法が揃う方法で加工を進めました。

段取り回数は増えてしまいますが確実と安全第一ですので(笑)

加工後は1個づつ高さを調べます。


ちょっと油断すると交差を外してしまいますので焦らず慎重に作業を進めました。

時間は掛かりましたが無事終了。

防錆油を塗布して完成です。\(^▽^)/

厚みや高さを揃えるなど整列度を出す作業もレスキュー研磨工場 ジートライズまでお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

 

溝研磨 精密部品研磨加工

みなさん、こんにちは!レスキュー研磨工場 ジートライズの工場長、

杉浦です。

本日ご紹介する物は精密部品研磨です。

こちらはいつもお世話になっております商社様から研磨加工6個をご注文頂きました。

形状と溝部の研磨加工が少々厄介です。

溝部を御覧ください。

ニガシ溝がありませんが「出来るだけコーナーをピン角にして欲しい」との要望でしたので、荒加工後、砥石を少し硬い物に交換しまして仕上げ加工をしました。

そうすることによりブロックゲージがピッタリと着いているのが分かりますでしょうか?

これで0.3R以下くらいです。

又溝幅はブロックゲージにて確認します。

溝幅は14ミリのH7交差ですので、14ミリのブロックはスムースに動くまで少しづつ広げます。

 

14.01のブロックは入口が少し入る位です。

+0.008~+0.01にて仕上がりました。

溝部の現合、滑合などのご要望もゲージ製作の経験から対応可能です。

溝研磨のご相談、ご依頼はレスキュー研磨工場 ジートライズまでお気軽にご連絡下さいませ。

隙間調整用スペーサー 高精度用

皆様、こんちにちは! レスキュー研磨工場 代表兼、工場長の杉浦です。 本日は愛知県犬山市に事業所があります、切削加工の個人事業主の方からご注文頂きました。


隙間調整用スペーサー 高精度用です。

寸法精度は±0.01ですが出来るだけ「0を狙って欲しい!」とのことでした。

そこで、今回は0~+0.005を目標数値として加工をしました。

仕上がり実測値は0~+0.003で仕上がりました。

通常±0.01位の精度ですとマイクロメーターを使用しますが今回は、ゲージ並みの寸法精度でしたので「指示ベンチスナップゲージ」(Mahr社)という測定具を使いました。

ブロックゲージを0点にセットして比較をしながら交差に仕上げていきます。

マイクロメーターと大きな違いはビルトインスプリングにより一定な測定圧が得られることと、ダイヤルにてミクロン台の数値が読み取れることが最大の違いです。

これにより、常に安定した実測値が得られます。

測定毎に実測値がコロコロ変わることは最悪で、作業をしていても非常に神経を使いとても疲れてしまいます。

Mahr社はゲージ業界ではお馴染みです。

測定具ではトップメーカーです。

とてもオススメですよ。

レスキュー研磨工場 ジートライズではお客様の用途により、各種測定具を使い分けて加工をしてます。

専用機、金型などの調整用シム、スペーサー、ライナーなどのご相談はレスキュー研磨工場 ジートライズまでお気軽に相談下さいませ!

 

Vマスター OBDマスター

本日は90°のVマスターをご紹介します。

こちらは全加工(素材から)にてご注文頂きました。

Vマスター  OBDマスターとは歯車(ギヤー)のピッチを測る為の専用の基準器になります。

寸法精度左から

92.942 ±0.002

79.149 ±0.002

78.363 ±0.002

測定ピンФ3.969

この製品のポイントは測定が非常に難易度が高ことです。

ゲージの研磨加工は如何に早く正確に実測値を把握することが課題になります。

測定ピンを上下のV部にセットしてピンの頂点を測定します。

上記の数値のブロックゲージをセットしてダイヤルで比較測定を行うのですが、ピンの頂点(ダイヤルが最大に動いた数値)を一瞬で読み取らなければいけません。

何度も、何度も測定をしていると、今度は品物が熱膨張で伸びてきます。

そうなってしまったら、定盤の上でしばらく温度慣らしをしなければ正確な実測値が分かりません。

本当に根気のいる作業になります。

±0.002の精度ですので測定ピンも測定前にしっかり測定してから使用しませんと測定誤差の原因になります。

取り過ぎないように、慎重に、慎重に♪♪♪

Vマスター、OBDマスターの製作は

レスキュー研磨工場 ジートライズまでお気軽にお問い合わせくださいませ!

SKD11 部品研磨

本日はSKD11の研磨加工品についてご紹介します。

こちらは、名古屋市西区の切削加工メーカー様からのご依頼です。
製品サイズは50*50*500 3本 4面研磨 平行、平面度を0.02以内という加工条件でした。

この加工で一番の難所はやはり材質ではないでしょうか。

砥石でも研磨可能だと思いますが、頻繁にドレスを行う事が必須と考えられましたのでジートライズでは今回CBN(ボラゾン)という砥石を選定しました。

ボラゾン砥石は、砥粒(砥石の粒)にCBNを使っているため、鉄を含んだ素材の研磨、たとえばハイス鋼(高速度鋼,SKH)や、クロムモリブデン鋼(クロモリ、SCM)、ベアリング鋼(SUJ)、ダイス鋼(SKD)、合金工具鋼(SKC)など、鉄系の高度が高い(硬い)材質によくマッチする砥石です。

砥石より格段に耐久性が上がります。

CBNでも使っているうちに切れ味が落ちてくることがあります。これは自生作用だけで砥粒の目立てが間に合わないためで、目詰まりを起こしやすい加工対象や加工方法、砥粒が磨耗してしまう目つぶれを起こした場合に軟鋼などを研削をして砥石の切れ味を回復させます。

レスキュー研磨工場 ジートライズでは難削材にマッチした砥石を

各種取り揃えています。

SKD、SKHなどの研磨加工でお困りの方はお気軽に

レスキュー研磨工場 ジートライズまでお問い合わせ下さい!