「金型部品研磨」カテゴリーアーカイブ

金型部品の精密研磨加工

こんにちは!
レスキュ研磨工場、代表を努めます杉浦です。

本日は金型のパーツ研磨についてご紹介します。
こちらは、以前商談会にて面談させていただきました名古屋市内にて金型部品などを扱うメーカー様よりお電話にてお問い合わせをいただきました。

【お客様のお困りごと】
精密研磨加工

【材質】 YXR7、S50C
【ワークサイス】140*130*16(左左)、100*100*16(左右)、70*23*20(右左)、100*23*24(右右)

【交差】T=16 ±0.003 T=20、T=24±0.003
【加工内容】板厚の交差仕上げ、
【個数】合計6個
【加工ポイント】
加工内容は一般的な平面研磨加工ですが板厚精度が±0.003と高精度の為、ゲージー並の加工になります。
平面度も5ミクロン以下に押えないと要求精度内に収まらないかと思います。
測定方法はブロックゲージの比較測定 です。

数日前に打合せのお電話をいただき持込み日のご連絡をいただいていましたので、弊社も事前に準備していました。
入荷後早々作業を開始します。

まずは荒取りにて大まかな歪をとりながら+0.04位とところまで追い込みます。
そこから、中仕上げにて更に+0.01位のところまで追い込みます。

ここから仕上げ作業に入ります。
砥石の切れ具合に気をつけながら1個ずつ、+イッパイの+0.003~+0.002の所を狙いながら慎重に寸法公差に仕上げていきます。

途中、1本が危なかったですが無事に完成いたしました。
取り過ぎましたら不良になります^^;

【実測値】
140*130*16 (+0.002)
100*100*16 (+0.002)
100*100*16 (±0)
70*23*20   (+0.002)


金型のパーツ研磨、部品等の高精度研磨加工でお困りの方、検査具、ゲージ製作の実績が豊富なレスキュ研磨工場 ジートライズまでお気軽にご相談下さいませ。

1個でも喜んで対応いたします。

 

 

 

 

 

鏡面研磨 金型磨き加工

本日は金型部品の鏡面研磨加工のご紹介をします。

こちらの製品は、知り合いのフイルム成型加工、金型設計製作をされていますメーカー様より超特急にてご注文をいただきました。

数日前に一度ご相談を受けました。
内容はフイルムを成型加工した製品に傷が入ってしまう為、金型を磨きもしくは鏡面研磨が出来ないかというご相談です。

現状は、研磨加工をした後に、金型の磨き専門業者様に依頼されたそうですが、どうしても、ごく僅かな傷が製品に写ってしまうため、材質を変更されたり、磨き方を変更されたりしたのですが全く改善されず、お手上げ状態で非常にお困りの様子でした。

お聞きしたところによると、翌日が金型のトライ日だそうで日程的にも焦って見えました。

弊社のSKD11の焼入れ済のサンプル品にて面粗さをご確認していただいてから加工着手しました。

写真の仕上がりは、すべて機械仕上げで可能です!!
ラッピング加工はしていません。

手作業(ラップ)はどうしても熟練の技術と、多くの作業時間を要します。
検査具、ゲージの製作過程でなんとか手作業(ラップ)を省けないか、との思いから色々試行錯誤を重ねて現在に至っています。

私の考えは、機械でできることは機械で!
つまり、手作業が入れば入るほど面がダレます。
そこを、技術でカバーするのですが・・・。 ^_^;

ちなみに、弊社のSKD11のチャンピョンデータですと面粗さ0.1Zを達成しています。

一定のお時間を頂き、サンプル品を支給していただけましたらテスト加工も出来きます。

平面の金型仕上作業を手作業で行なって苦労されている方、弊社の鏡面研磨加工技術がお役に立てるかもしれません。

一度レスキュー研磨工場 ジートライズまでお気軽にご相談下さいませ。

SKD11研削加工

本日はSKD11 丸板研磨加工についてご紹介します。

今回は切削加工メーカー様よりご注文いただきました。
こちらのメーカー様は内製で平面研削は可能ですが、SKD11用の砥石をお持ちでないこと。
また、一般砥石(WA)にて研磨加工するために非常に時間が掛かってしまい、他の作業が出来なくなってしまう為に、弊社にご依頼されました。

作業内容
Φ275 T=15 ±0.05 平面度0.03以内
研磨代0.4~0.45
研磨前の歪0.3~0.4
個数:4個

平面度は0.005~0.01にて仕上がりました!

今回の加工ポイントはやはりSKD11の材質、品物の大きさでしょう。
加工精度は全く問題ありません。

今回、焼入れ処理後の歪が0.3~0.4と大きく、定盤の上ではカタカタとします。
そのために取代が 0.4~0.45と多く付けてあります。

今回の歪の量ですと研磨代を0.5位は必要です。

まずは、大まかな歪み取りの作業から始めます。
黒皮(焼入の表面)が残らないように、何回も裏表を返しながら研磨作業を進めます。

今回は寸歩ギリギリまで黒皮が残ってしまい、少々ヒヤヒヤしながら加工しました。
通常ですと、黒皮が取れると歪もある程度なくなっているので、今度は厚みを交差近くまで
追い込みます。

この時に、砥石の切れが悪いと、研削熱等で再び歪が発生してしまいますので、常に砥石の状態に気を使いながら作業を進めないといけません。

小さな品物ですと、砥石(弊社はノリタケ製CX、セラミック入り砥粒)で研磨しますが、これだけ大きな品物ですと、ドレッサーを頻繁に行わなければいけませんので、今回ボラゾン(CBN)と言う砥石で加工しました。

ボラゾンにつきましては、以前の記事にてご紹介していますのでよろしければそちらもご覧下さい。

弊社では、加工内容、材質などににあわせて数種類の砥石を保有しています。
加工内容等を考慮しながら砥石選定を行う為、お客様のニーズに合わせた加工が可能です。

SKD11、ハイス等で取代が多く研磨加工にお困りの方、一度レスキュー研磨工場 ジートライズ迄お気軽にご相談下さいませ。

1個のみでも喜んで対応します!

 

 

 

金型ダイ研磨 YXR3研削加工

皆さん、こんにちは。
レスキュー研磨工場 ジートライズ 工場長の杉浦です。

本日は金型ダイ研磨のご紹介をします。
こちらは、いつもお世話になっております、加工メーカー様から研削依頼を頂きました。


加工サイズ
150*150*65 3面研磨 板厚±0.02 研磨代0.4
260*217*45 3面研磨 板厚±0.02 研磨代0.4

加工内容
板厚研磨、1面加工基準面研磨で3面研磨です。

加工内容や加工精度などは全く問題ありません。

材質がYXR3、いわゆるSKH(ハイス)ですので一般的な砥石ではなかなか思うように削れません。

以前にもご紹介しましたが、ジートライズではCBNというボラゾン砥石を持っていますので、今回もこちらで加工をしました。

こちらのホイールを使用しますと、切り込んだ数値までおおよそ切り込めます。

しかし、一般的なWA、などの砥石ですと切り込んだ数値よりも半分くらい、もしくは1/3位しか落ちないことも、よくあります。

ワークの大きさ、研磨代などを考慮して、都度最適な砥石を選定します。

弊社では1日に何回も砥石交換することは日常茶飯事です。

金型ダイ研削、金型部品研磨などの研磨加工でお困りの方はレスキュー研磨工場 ジートライズまでお気軽にご連絡くださいませ。