本日はSUS420生材(焼入れ無し)の鏡面研磨のご紹介をします。
こちらは、いつもお世話になっておりますゲージメーカー様よりご依頼をいただきました。
日頃、弊社をご担当していただいています方より「ジートライズさんでステンレスの鏡面研磨は出来ない?」というご相談をいただきました。
少しお話を聞きますと、某大学の研究室からのご依頼で、社内で色々加工を試されてる様ですが、なかなか面粗さ0.8Z以上がクリアー出来ない様です。
以前、別のメーカ様よりトライ加工依頼での加工実績は有るのですが、加工時非常に難儀をした事、前回とワークサイズの違いなどをご説明しました。
とりあえず、テスト加工でもOKだから加工して欲しいとのことでしたので加工をお受けすることにしました。。。。
以前の加工実績
材質:SUS430(生材)
ワーク寸法:Φ22.5
面粗さ:Ra0.03 Rz0.1
今回の加工内容
材質:SUS420
ワーク寸法:300×150×10 1個
ワーク寸法:Φ35×T=15 1個
平面度:5ミクロン以下
面粗さ:0.8Z以上(出来るだけ鏡面)
加工のポイント
・ワークが大きい(プレートタイプ)
・材料が生材(熱処理無し)の為、面粗さを出すのが難しい。
・両面(2面)研磨・ワークの脱着のみでも傷が入ってしまう。
等々・・・
面粗さ実測値:0.3Z(お客様社内にて測定)
後日、無事に納品できたとご連絡をいただきましたので安心しました。
鏡面研磨につきましては色々の制約はございますが金型の鏡面、液晶関係など鏡面研磨のご相談はレスキュー研磨工場 ジートライズまでお気軽にご連絡下さいませ。
一定のお時間を頂けましたらテスト加工も歓迎です!!